SAMARU(さまる)AMARU庭師・造園業編

庭リフォームでおすすめ樹木!常緑樹5種

庭リフォームでおすすめ樹木!常緑樹5種

庭リフォームの際、こだわりたいポイントの1つである庭木。
そんな庭木として常緑樹はとても人気です・常緑樹を庭木に選ばない理由。
常緑樹は庭木として様々な役割を果たし、多くの種類があります。
常緑樹は漢字のごとく、1年を通してずっと青々とした葉をつけている樹木のことです。冬でも綺麗な色を保つ種類が多いため、シンボルツリーとして最適な樹木です。

今回はそんな常緑樹についての解説とおすすめの常緑樹5種、そして、ちょっと珍しい常緑樹をお伝えします。
庭をリフォームする際、植える樹木に悩んでいる方は、今回の常緑樹についての解説を参考にしてみてください。

常緑樹を庭木に選ぶ理由

常緑樹は低木から高木まで様々な種類があるため、用途、特性や見た目などによって自分好みの庭木を選ぶことができます。常緑樹を庭木に選ぶメリットを常緑樹の特性を踏まえて解説します。

手間が少ない常緑樹がおすすめ

常緑樹は落葉樹と異なり、落ち葉が少ない樹木です。落ち葉が少ないため、掃除をする手間が少なくて済みます。環境への適応能力も高く、病気に強い常緑樹が多いため、手間が少なくなくてすみます。

常緑樹はシンボルツリーにおすすめ

常緑樹は通年で青々と美しさを保つため、シンボルツリーとして玄関や門の周辺に植えることにより、建物の良さを常に引き立ててくれます。常緑樹は1本でも雰囲気のある庭を演出し、シンボルツリーとして庭の雰囲気作りにとても良い役割を果たします。

常緑樹は防犯におすすめ

常緑樹は落ち葉が少ないので、常に葉っぱが青々と茂った状態が保たれます。葉っぱの多い常緑樹を植えることにより、外から敷地内を見えにくくするという防犯としても活躍します。また、動物やゴミの侵入も防ぐことを考えて、生垣としてもおすすめです。

常緑樹を庭木に選ばない理由

常緑樹は庭木としては良いところばかりなのですが、ここでは常緑樹を庭木に選ぶデメリットを解説します。デメリットも踏まえて、常緑樹を庭木として選ぶ参考にしてみてください。

季節感がない

常緑樹は上記でも説明したように、冬でも青々とした葉をつける種類が多いです。そのため、冬に葉が落ちることが少なく、葉が少ない木をみることによる、季節感を感じづらくなります。落ち葉が少ないということをメリットとして考えることもできる一方、季節感がないというデメリットとしても考えることができます。

落葉樹に比べて寒さに弱い

常緑樹は落葉樹に比べたら寒さに弱く、寒冷地で育てることが難しいです。しかし、寒さに強い常緑樹もあるため、寒冷地で常緑樹を育てる場合は、寒さに強い種類を選ぶ必要があります。

落葉樹に比べて愛着が湧きにくい

常緑樹は落ち葉が少なく、病気にも強い種類が多いため、手間が少ないです。自分で育てている感じが少なく、勝手に育っているという風に感じてしまいます。そのため、落葉樹よりも愛着が湧きにくいと感じます。

常緑樹おすすめ5種

常緑樹の魅力や植えることによるメリット・デメリットを解説してきました。

常緑樹についての良さがわかったところで、ここからは常緑樹のおすすめ5種を教えます。

シンボルツリーにおすすめ「オリーブ」

オリーブはとても人気のある樹木です。葉色がとても美しく、裏側は銀色のとてもおしゃれな常緑樹です。病気にも強く、成長スピードも早いため、シンボルツリーとして育てたいと考えている方にはとてもおすすめの木です。また、オリーブの実がなるため実用性もあります。4月~6月ごろには花を咲かせ、キンモクセイのような香りを楽しむことができます。

生垣におすすめ「シルバープリペット」

シルバープリペットはどのような環境にも適応できるとても育てやすく、おしゃれな低木です。葉が密につくため、生垣として多くの役割を果たします。また、激しい剪定や刈り込みにも耐えるほどの丈夫さがあり、葉を次から次へとつけるため、とても扱いやすいです。6月~7月ごろに小さな白い花を連なって咲かせ、とても常緑樹です。

省スペースでおしゃれな樹木としておすすめ「シマトネリコ」

シマトネリコはとても美しい樹木で、枝が横に広がりにくいことが特徴で、隣の家に木の枝が伸びないか不安な方にはおすすめです。玄関の前などに植えてシンボルツリーとして育てることにより、おしゃれな庭にすることができます。小さなツヤのある葉も特徴で、風に揺られる姿はとても魅力的です。

2種類目の樹木としておすすめ「カリフォルニアライラック」

カリフォルニアライラックは綺麗な青紫の花を咲かせることが特徴的な、印象に残りやすい低木です。庭にさし色を加えたい時など、2種類目以降の庭木を考えている方におすすめです。とてもコンパクトで可愛い樹木なので、限られたスペースでも植えることができます。

寒さに強く、寒冷地の庭におすすめ「コニファー」

コニファーとは針葉樹の総称で、ヒノキや松などです。コニファーは寒さに強く、寒冷地でも育てることができる常緑樹で、クリスマスツリーとして使われる種類のものもあります。また、コニファーといっても多くの種類があるため、自分好みの色や形を選ぶことができ、シンボルツリー、生垣として様々な用途でも選ぶことができます。色々なコニファーをみて自分好みのものを選んでみてください。

こんな常緑樹もおすすめ

常緑樹には多くの種類があります。おすすめ種類以外の、ちょっと珍しい育ててみたくなる常緑樹をお伝えします。

ビバーナムティヌス

白い葉と明るく青い実が特徴のとても可愛い樹木で、庭をカラフルに彩ります。管理がしやすい樹木なので、庭木としておすすめですが、あまり庭木として見かけることがないです。庭にオリジナリティを出したい人におすすめな木です。

ピットスポルム

淡い緑で白い縁取りをされているような模様の葉が印象的な可愛い樹木です。手間はかからないですが、移植や繁殖が難しい樹木で、移植の際は庭に根付くまで、土の管理が必要です。少し高価な樹木ですが、庭木としてエレガントさを演出してくれます。

常緑ヤマボウシ

常緑ヤマボウシは人気の常緑樹ですが、常緑樹としては珍しく、季節感を感じることができる樹木です。ヤマボウシは落葉樹ですが、常緑樹のヤマボウシも存在します。常緑ヤマボウシは春から秋にかけて葉の色を変化させます。また5月頃に樹木一面に白い花を咲かせ、様々な姿を楽しむことができます。

まとめ

今回は常緑樹についての「解説」、「おすすめ常緑樹5種」と「こんな常緑樹もおすすめ(ちょっと珍しい常緑樹)」をお伝えしました。

庭木を植えるのは手間がかかることなので、庭木選びは後悔のない選択をしたいものです。この記事を読んで、庭木選びの参考になればいいと考えています。理想の庭を作るために、ぜひ、庭木選びにもこだわってみてください。また、他の記事と併用して理想の庭リフォームを実現してください。