SAMARU(さまる)AMARU庭師・造園業編

古いブロック塀をリフォームしたい!おすすめ目隠しフェンス3種の比較と費用相場

古いブロック塀をリフォームしたい!おすすめ目隠しフェンス3種の比較と費用相場

「ブロック塀をフェンスに変えたいけど費用はどれくらい?」
「フェンスは木製とアルミ製どっちがおすすめ?」
「フェンス以外のリフォーム方法があるなら知りたい!」

自宅の古くなったブロック塀を見て、おしゃれなフェンスにリフォームしたい、と思う方は多いのではないでしょうか。しかし、費用がいくらかかるのか、どんなフェンスを選べばいいのか、わからないことが多いですよね。

そこで、本記事ではブロック塀からフェンスにリフォームしたい方のために、リフォームするメリットや、おすすめフェンスの比較、費用について解説しています。

フェンス以外のリフォーム方法についても紹介しているので、今後のために情報を集めたい方も、ぜひ参考にしてみてください。

ブロック塀を目隠しフェンスにする3つのメリット

ブロック塀のリフォームといっても、実際に工事するとなれば費用も時間もかかりますから、まずはリフォームするメリットを知りたいですよね。

ブロック塀から目隠しフェンスにリフォームするメリットは3つあります。

  • 明るく開放的な印象になる
  • 風通しや採光がよくなる
  • 地震など万が一のときの被害が少なく済む

ブロック塀は、どうしてもコンクリート特有の圧迫感が出てしまいますが、フェンスは板同士に隙間があるため、風通しや採光がよくなり明るい印象になります。

また、万が一、地震などで破損・倒壊があったとしても、フェンスのほうが軽いため被害が少なく済みます。古いブロック塀のなかには、劣化による強度不足や、耐震基準を満たしてないケースもあるため、フェンスへのリフォームは安全面のメリットも大きいのです。

おすすめ目隠しフェンスは3つ!メリット・デメリットは?

それでは、実際にリフォームする場合、どんなフェンスを選べばいいのでしょうか。目的や予算によって、おすすめフェンスが変わります。

今回は目隠しフェンスのなかでも人気がある「木製フェンス」「アルミ製フェンス」「樹脂製フェンス」について、特徴とメリット・デメリットをわかりやすく解説します。

ナチュラルな見た目で選ぶなら木製フェンス

木製フェンスのメリットは、木材ならではのナチュラルな雰囲気と、洋風や和風どちらの建物にも似合うオールマイティな点です。見た目の圧迫感が少なく、優しいイメージに仕上がるのも特徴です。

また、木材のため、好みの色に塗装できます。人気のブラウンのほか、ホワイト、グレーなど、自宅の雰囲気に合わせて色を変えられるメリットもあります。

デメリットとしては、天然木を使うために定期的なメンテナンスが欠かせない点です。特に防腐加工がされていない安価な木材を使った場合、雨や風にあたると、すぐに傷みが出てきてしまいます。

定期的なメンテナンスが必要ですが、ナチュラルで優しいイメージにしたい方には、木製フェンスがおすすめです。

メンテナンスで選ぶならアルミ製フェンス

各メーカーで様々なデザインが販売されているアルミ製フェンスは、デザインの豊富さと耐久性の高さが最大のメリットです。価格の幅も広く、シンプルなデザインでリーズナブルなタイプから、こだわりのデザインまで幅広く対応できます。

また、アルミ製のため、木製フェンスのようなメンテナンスも必要ありません。破損や劣化が出てしまったとしても、傷んだ部分だけの交換も可能です。

デメリットは、金属特有の硬い印象が苦手な方には不向きという点と、商品のグレードによっては、木製フェンスより高額になりやすい点です。

見た目とメンテナンスのバランスがいい樹脂製フェンス

樹脂製フェンスは、原料となる樹脂に木の粉を混ぜてつくられたフェンスです。アルミ製フェンスほど硬い印象にならず、木製フェンスと変わらない見た目のタイプもあります。

メリットは、天然木のような見た目と耐久性の両立です。腐食にも強いため、木製フェンスでありがちな色褪せやシロアリの心配もありません。

デメリットは、商品のグレードによっては高額になりやすい点と、安価なものは見劣りしてしまう点です。各メーカーによって価格は変わりますが、天然木に近い見た目のものほど高額になりやすい傾向があります。

また、木製やアルミ製フェンスに比べて強度面で劣る商品もあるため、事前に業者とよく相談する必要があります。

フェンスにリフォームする費用相場は?

それでは、ブロック塀からフェンスにリフォームする場合、実際の費用はいくらになるのでしょうか。フェンスの設置とブロック塀の撤去に分けて解説します。

フェンスの費用は1mあたりの単価×距離で変わる

まず、フェンスを設置する際の費用は、フェンス1mあたりの単価×設置距離で変わります。

目安として、目隠しフェンス1mあたりの費用は下記の通りです。

  • 木製フェンス:1mあたり 15,000円~40,000円前後
  • アルミ製フェンス:1mあたり 15,000円~60,000円前後
  • 樹脂製フェンス:1mあたり 12,000円~35,000円前後

フェンスは商品のグレードと設置距離、フェンスの高さによって金額が大幅に変わります。なるべく費用をおさえたい場合には、「今回は玄関まわりのフェンスだけ」「来年は庭のフェンス」というように、工事を区切るのもおすすめです。

また、予想外の見積もりにならないように、リフォーム業者には予算をしっかり伝えましょう。

リフォームならブロック塀の撤去費用も必須

ブロック塀から目隠しフェンスにリフォームする場合、必ず古いブロック塀の撤去費用が発生します。ブロック塀の大きさや工事日数によって変わりますが、目安としては1㎡あたり5,000円〜10,000円ほどです。

例として、下記の条件での撤去費用を見てみましょう。

ブロック塀:高さ1.2m×延長15m(面積18㎡)

上記のブロック塀を、1㎡あたり8,000円で撤去する場合、撤去費用で144,000円です。さらに廃材処分費なども発生します。

ただし、撤去費用は条件によって大幅に変わるほか、撤去するブロック塀によっては自治体の補助金がもらえる場合があるので、まずはリフォーム業者に一度相談してみましょう。