SAMARU(さまる)AMARU庭師・造園業編

庭師のおすすめ!庭に敷きたい庭砂利10選

庭師のおすすめ!庭に敷きたい庭砂利10選

庭の雰囲気を変えたい、少し見た目を整えたい時におすすめなのが庭砂利です。敷くだけでこれまでの庭がちょっとおしゃれな空間に。庭の景観や全体の色合いを変えることができます。
また、景観などを変えるだけでなく、少し工夫をすれば草が生えるのを防ぐ役割も果たします。また防犯上の効果も。手軽に購入することができ、比較的簡単に敷くこともできます。
では、庭砂利を庭に敷く時の砂利の種類や大きさなど、どのようなものが人気か徹底解説していきたいと思います。これから庭、エクステリアのリフォームを考えている方は必見です。

オススメの庭砂利は?

はじめに種類や大きさなどから見ていきましょう。

石の種類

砂利の種類は原料の石や岩の違いによって分けられます。産出された場所により色や形、質感などの特徴がそれぞれ異なります。どの砂利を選び敷くのかで、庭の印象は大きく変わってしまいます。白っぽいものや茶色、丸から角があるものなど全く雰囲気を演出できるのが庭砂利の良いところです。

石の大きさ

そもそも砂利の定義とはなんでしょうか。砂利とは、数mm、数cmに砕いた石や岩を指します。砂利一粒の大きさは規定の規格があり、その大きさにより呼び名が変わります。

3mm前後のものを「7厘」、8mm前後は「3分」、大きめのもの、15mm前後「5分」と呼びます。販売されている時の外袋にサイズが記載されています。大きさによって雰囲気が変わりますので、よく大きさを確認することをオススメします。一般的に、庭へ敷くのに適したサイズは2cm~4cmがオススメです。

選び方のポイント

選び方のポイントは用途によって変わります。まず、庭やエクステリアの雰囲気を変えたい、自宅と合わせたい目的の方は石の色合いで選びます。まず、どんな雰囲気、家にもフィットし、オールマイティーに使用できるのは「白系」の石になります。どんな庭木にも馴染みやすく使いやすいので最もおすすめです。

和風の庭には「黒、グレー系」です。落ち着いた雰囲気を醸し、高級感を引き出したい時は黒、やや明るさを出すときはグレー、落ち着いた中にも明るさを出したいときは白系を選ぶと良いでしょう。次に洋風の家や庭に合わせたい場合には「ブラウン、ベージュ・レッド系」の石を選びます。枕木などの木材やレンガなどイングリッシュガーデンなどのイメージで、柔らかな雰囲気に仕上がります。

最後に、アジアンテイストのお庭に合う「イエロー系」です。今流行中の多肉種系の植物やサボテンなどにはとても相性が良い色合いです。少し大きめの石を配してアジアンリゾートのような演出も可能ですね。

草を予防したい方には「防草」用の砂利があります。通常のものよりも細かく砕いてあり、土まで日光が届かないため草が生えにくくなるというものです。

庭砂利を敷くメリットとデメリット

まず、先に述べたように庭やエクステリアの雰囲気を変えることができたり、家屋と庭の統一感を保ったり演出的な面があります。また、防犯の役目も果たします。砂利は踏むと音がしますので、敷地内に人や動物などが侵入した事に気づくことができたり、泥棒の予防として、敷いてあることで入りにくいと感じさせる意味もあるでしょう。また、石によってはガラス加工がされていて踏むと普通の石よりも大きな音が立つものもあります。そして防草の役目も果たすところがメリットとなります。

デメリットは掃除の手間がかかります。落ち葉の掃除や、砂利の間から草が生えてしまった時に取りにくい、雪国では除雪がしにくいなどのデメリットがあります。暮らしによってメリットとデメリット、どちらが大きいか比較してみると良いでしょう。

オススメの庭砂利10種

ではオススメの庭砂利をご紹介します。

白玉砂利

どんな場所にもオールマイティーに使えるのが白玉砂利。清潔感もあり明るい雰囲気でも落ち着いた雰囲気でも楽しめます。和風、洋風、家の雰囲気も選びません。

クラッシュブリック

名前の通り、レンガを砕いてリサイクルした砂利。落ち着いた茶色にグリーンが映えます。おしゃれな空間を楽しめます。また、踏むとザクザクとしており、歩くと大きな音がするので防犯対策にも。

赤玉砂利

赤い大理石の玉砂利です。乾いている時と水で濡れた時で色合いの変化が楽しめます。高級な雰囲気も楽しめます。

瓦チップ

廃材の瓦を使った環境にも配慮された砂利。優れた透水性があります。ぬかるみ防止のために庭に敷くのもオススメです。形も個性的で、色も明るいオレンジ系なので明るい庭の演出に。

チョコレートロック

落ち着いたブラウン系の砂利です。雨などで濡れることでさらに色が濃くなります。クラシカルな雰囲気を演出したりできるので、形も角や丸み、薄さが楽しむことができ個性的なガーデニングにも。

コーラルピンク

丸みを帯びた石なので、温かい雰囲気を演出できます。転んだりしやすい小さなお子さんがいるご家庭でも安心して敷くことができます。庭はもちろん花壇やガーデニングにもオススメです。

那智黒砂利

美しい黒が際立つ砂利です。高級感や重厚感を出したい場所にオススメです。砂利の中でも高価なものになります。

クラッシュイエロー

アジアンテイストの庭にオススメの砂利です。花壇、芝生、多肉種など個性的な庭の演出にも。おしゃれな空間を作りたい時にオススメです。

五色砂利

名前の通り、5色の石が混ざっています。落ち着いている中にも明るい印象を作れます。モダンな雰囲気の庭にオススメです。

青砕石

青みがかっており、角と丸のメリハリがありすっきりとした印象になります。踏み固めると石がずれにくくなります。他の庭砂利よりも安価なのも魅力です。

まとめ

庭砂利を庭に敷く時の砂利の種類や大きさなど、どのようなものが人気か徹底解説してきました。石にはさまざまな種類や大きさがある事がわかりました。選び方のポイントとしては、どのような用途で使うかを見極めながら、庭や家の雰囲気に合わせて、色や大きさを合わせていく事です。和風、洋風、アジアンテイストなど、砂利の色合いで全く違った雰囲気を演出する事ができます。防犯や防草に役立つのも庭砂利の利点です。

砂利を敷くのは、庭の雰囲気を変える時に大きな造園や工事をしなくても、自分で砂利を敷くだけでコストを抑え、イメージを変える事ができる事が魅力的です。しかし、重い砂利を運んだり、満遍なく敷き詰めたりすることは体力的にも技術的にも難しいものです。予算に応じてプロに任せて素敵なエクステリアを目指してみませんか。